ネヘミヤ記7章

7:1 城壁が築き直され、私が扉を取り付けたとき、門衛、歌い手、レビ人が任命された。

 城壁が完成された時、門衛、歌い手、レビ人が任命されましたが、宮の聖別と神への奉仕の準備がされたのです。城壁再建の目的はここにありました。異邦の民が自由に出入りできるような状態では、聖別は難しいのです。

 なお、任命は、ネヘミヤによるのではありません。

7:2 私は兄弟ハナニとこの城の長ハナンヤに、エルサレムを治めるように命じた。これは、ハナンヤが誠実な人であり、多くの人にまさって神を恐れていたからであった。

 また、ネヘミヤは、エルサレムを治めさせるために、自分の兄弟ハナニとこの城すなわちエルサレムの長を選び、命じました。ハナニは、総督の側近として、総督の意向を反映させるためです。彼は、ネヘミヤとともに城壁再建のための労苦を惜しみませんでした。身内の者がどのように行動したかは、既に記されているとおりです。

 ハナンヤについて、この城の長と記されていることから、彼が戦いに関しての役割を担う人であることがわかります。特にエルサレム城の防備に関わる働きです。そして、彼は、その役割を担ってきたのですが、彼が治める者として選ばれた理由は、彼が誠実であったこと、また、多くの人に勝って神を恐れていたからです。働きは、その能力が必要ですが、それとともに、神の言葉に対して誠実であり、神を恐れていることが必要です。

・「誠実」→「まこと」真実。恵みとまことのまこと。神様が契約通りに事をなさる「真実」について使われる言葉。

7:3 私は彼らに言った。「太陽が高く昇って暑くなるまでは、エルサレムの門を開けてはならない。そして彼らが警備に立っている間に、門をしっかりと閉じておきなさい。エルサレムの住民を、それぞれ物見のやぐらか自分の家の前に、見張りとして立てなさい。」

7:4 この町は広々としていて大きかったが、その中の住民は少なく、家もまだ十分に建てられていなかった。

 エルサレムは、「広々して大きかった→大きな手であった」が、住民が少なく、家が再建されていませんでした。

7:5 私の神は私の心に示して、私に有力者たちや、代表者たちや、民衆を集めて、彼らの系図を記載させた。私は最初に上って来た人々の系図を発見し、その中に次のように書かれているのを見つけた。

 ネヘミヤは、有力者、代表者、民衆に系図を記載させました。彼らがイスラエルの子孫であることを明確にするためです。それは、神がネヘミヤの心に示して行わせたことでした。

 それと共に、最初に上って来た人たちの系図が発見されました。

7:6 バビロンの王ネブカドネツァルが引いて行った捕囚の民で、その捕囚の身から解かれてエルサレムとユダに上り、それぞれ自分の町に帰ったこの州の人々は次のとおりである。

7:7 彼らは、ゼルバベル、ヨシュア、ネヘミヤ、アザルヤ、ラアムヤ、ナハマニ、モルデカイ、ビルシャン、ミスペレテ、ビグワイ、ネフム、バアナと一緒に帰って来た。イスラエルの民の人数は次のとおりである。

7:8 パルオシュ族、二千百七十二人。

 2:3 パルオシュ族、二千百七十二人。(エズラ記より。以下同様)

7:9 シェファテヤ族、三百七十二人。

 2:4 シェファテヤ族、三百七十二人。

7:10 アラフ族、六百五十二人。

 2:5 アラフ族、七百七十五人。

7:11 ヨシュアとヨアブの二族からなるパハテ・モアブ族、二千八百十八人。

 2:6 ヨシュアとヨアブの二族からなるパハテ・モアブ族、二千八百十二人。

7:12 エラム族、一千二百五十四人。

 2:7 エラム族、一千二百五十四人。

7:13 ザト族、八百四十五人。

 2:8 ザト族、九百四十五人。

7:14 ザカイ族、七百六十人。

 2:9 ザカイ族、七百六十人。

7:15 ビヌイ族、六百四十八人。

 2:10 バニ族、六百四十二人。

7:16 ベバイ族、六百二十八人。

 2:11 ベバイ族、六百二十三人。

7:17 アズガデ族、二千三百二十二人。

 2:12 アズガデ族、一千二百二十二人。

7:18 アドニカム族、六百六十七人。

 2:13 アドニカム族、六百六十六人。

7:19 ビグワイ族、二千六十七人。

 2:14 ビグワイ族、二千五十六人。

7:20 アディン族、六百五十五人。

 2:15 アディン族、四百五十四人。

7:21 ヒゼキヤ族、すなわちアテル族、九十八人。

 2:16 ヒゼキヤ族、すなわちアテル族、九十八人。

7:22 ハシュム族、三百二十八人。

 2:19 ハシュム族、二百二十三人。

7:23 ベツァイ族、三百二十四人。

 2:17 ベツァイ族、三百二十三人。

7:24 ハリフ族、百十二人。

 2:18 ヨラ族、百十二人。?

7:25 ギブオン族、九十五人。

 2:20 ギバル族、九十五人。?

7:26 ベツレヘムとネトファの人々、百八十八人。

 2:21 ベツレヘム人、百二十三人。

 2:22 ネトファの人々、五十六人。

7:27 アナトテの人々、百二十八人。

 2:23 アナトテの人々、百二十八人。

7:28 ベテ・アズマウェテの人々、四十二人。

 2:24 アズマウェテ人、四十二人。

7:29 キルヤテ・エアリムとケフィラとベエロテの人々、七百四十三人。

 2:25 キルヤテ・アリム人とケフィラ人とベエロテ人、七百四十三人。

7:30 ラマとゲバの人々、六百二十一人。

 2:26 ラマ人とゲバ人、六百二十一人。

7:31 ミクマスの人々、百二十二人。

 2:27 ミクマスの人々、百二十二人。

7:32 ベテルとアイの人々、百二十三人。

 2:28 ベテルとアイの人々、二百二十三人。

7:33 別のネボの人々、五十二人。

 2:29 ネボ人、五十二人。

7:34 別のエラム族、一千二百五十四人。

 2:31 別のエラム族、一千二百五十四人。

7:35 ハリム族、三百二十人。

 2:32 ハリム族、三百二十人。

7:36 エリコ人、三百四十五人。

7:37 ロデ人とハディデ人とオノ人、七百二十一人。

 2:33 ロデ人とハディデ人とオノ人、七百二十五人。

7:38 セナア人、三千九百三十人。

 2:35 セナア人、三千六百三十人。

7:39 祭司は、ヨシュアの家系のエダヤ族、九百七十三人。

 2:36 祭司は、ヨシュアの家系のエダヤ族、九百七十三人。

7:40 イメル族、一千五十二人。

 2:37 イメル族、一千五十二人。

7:41 パシュフル族、一千二百四十七人。

 2:38 パシュフル族、一千二百四十七人。

7:42 ハリム族、一千十七人。

 2:39 ハリム族、一千十七人。

7:43 レビ人は、ホダウヤ族のヨシュアとカデミエルの二族、七十四人。

 2:40 レビ人は、ホダウヤ族のヨシュアとカデミエルの二族、七十四人。

7:44 歌い手は、アサフ族、百四十八人。

 2:41 歌い手は、アサフ族、百二十八人。

7:45 門衛は、シャルム族、アテル族、タルモン族、アクブ族、ハティタ族、ショバイ族、百三十八人。

 2:42 門衛の人々は、シャルム族、アテル族、タルモン族、アクブ族、ハティタ族、ショバイ族、合計百三十九人。

7:46 宮のしもべは、ツィハ族、ハスファ族、タバオテ族、

 2:43 宮のしもべたちは、ツィハ族、ハスファ族、タバオテ族、

7:47 ケロス族、シア族、パドン族、

 2:44 ケロス族、シアハ族、パドン族、

7:48 レバナ族、ハガバ族、シャルマイ族、

 2:45 レバナ族、ハガバ族、アクブ族、

7:49 ハナン族、ギデル族、ガハル族、

 2:46 ハガブ族、シャルマイ族、ハナン族、

 2:47 ギデル族、ガハル族、レアヤ族、

7:50 レアヤ族、レツィン族、ネコダ族、

 2:48 レツィン族、ネコダ族、ガザム族、

7:51 ガザム族、ウザ族、パセアハ族、

 2:49 ウザ族、パセアハ族、ベサイ族、

7:52 ベサイ族、メウニム族、ネフィシェシム族、

 2:50 アスナ族、メウニム族、ネフシム族、

7:53 バクブク族、ハクファ族、ハルフル族、

 2:51 バクブク族、ハクファ族、ハルフル族、

7:54 バツリテ族、メヒダ族、ハルシャ族、

 2:52 バツルテ族、メヒダ族、ハルシャ族、

7:55 バルコス族、シセラ族、テマフ族、

 2:53 バルコス族、シセラ族、テマフ族、

7:56 ネツィアハ族、ハティファ族。

 2:54 ネツィアハ族、ハティファ族。

7:57 ソロモンのしもべたちの子孫は、ソタイ族、ソフェレテ族、ペリダ族、

 2:55 ソロモンのしもべたちの子孫は、ソタイ族、ソフェレテ族、ペルダ族、

7:58 ヤアラ族、ダルコン族、ギデル族、

 2:56 ヤアラ族、ダルコン族、ギデル族、

7:59 シェファテヤ族、ハティル族、ポケレテ・ハツェバイム族、アモン族。

 2:57 シェファテヤ族、ハティル族、ポケレテ・ハ・ツェバイム族、アミ族。

7:60 宮のしもべたちと、ソロモンのしもべたちの子孫は、合計三百九十二人。

 2:58 宮のしもべたちと、ソロモンのしもべたちの子孫は、合計三百九十二人。

7:61 次の人々はテル・メラフ、テル・ハルシャ、ケルブ、アドン、イメルから引き揚げて来たが、自分たちの先祖の家系と血統がイスラエル人であったかどうかを証明できなかった。

 2:59 次の人々はテル・メラフ、テル・ハルシャ、ケルブ、アダン、イメルから引き揚げて来たが、自分たちの先祖の家系と血統がイスラエル人であったかどうかを証明できなかった。

7:62 デラヤ族、トビヤ族、ネコダ族、六百四十二人。

 2:60 デラヤ族、トビヤ族、ネコダ族、六百五十二人。

7:63 祭司の中では、ホバヤ族、ハ・コツ族、バルジライ族。このバルジライは、ギルアデ人バルジライの娘の一人を妻にしたので、その名で呼ばれていた。

 2:61 祭司の子孫の中では、ホバヤ族、ハ・コツ族、バルジライ族。このバルジライは、ギルアデ人バルジライの娘の一人を妻にしたので、その名で呼ばれていた。

7:64 これらの人々は自分たちの系図書きを捜してみたが、見つからなかったので、彼らは祭司職を果たす資格がない者とされた。

 2:62 これらの人々は自分たちの系図書きを捜してみたが、見つからなかったので、彼らは祭司職を果たす資格がない者とされた。

7:65 そのため総督は彼らに、ウリムとトンミムを使える祭司が起こるまでは、最も聖なるものを食べてはならないと命じた。

 2:63 そのため総督は彼らに、ウリムとトンミムを使える祭司が起こるまでは、最も聖なるものを食べてはならないと命じた。

7:66 全会衆の合計は四万二千三百六十人であった。

 2:64 全会衆の合計は四万二千三百六十人であった。

7:67 このほかに、彼らの男女の奴隷が七千三百三十七人いた。また、彼らには男女の歌い手が二百四十五人いた。

 2:65 このほかに、彼らの男女の奴隷が七千三百三十七人いた。また、彼らには男女の歌い手が二百人いた。

7:68 らくだは四百三十五頭。ろばは六千七百二十頭であった。

 2:66 彼らの馬は七百三十六頭。らばは二百四十五頭。

 2:67 らくだは四百三十五頭。ろばは六千七百二十頭であった。

7:69 一族のかしらの何人かは、工事のためにささげ物をした。総督は資金として金一千ダリク、鉢五十、祭司の長服五百三十着を献げ、

 2:68 一族のかしらの中のある者たちは、エルサレムにある主の宮に着いたとき、神の宮を元の場所に建てるために、自分から進んでささげ物をした。

7:70 また、一族のかしらのある者は、工事資金として金二万ダリク、銀二千二百ミナを献げた。

7:71 そのほかの民の献げたものは、金二万ダリク、銀二千ミナ、祭司の長服六十七着であった。

 2:69 彼らは自分たちの財力に応じて、工事資金として金六万一千ダリク、銀五千ミナ、祭司の長服百着を献げた。

7:72 こうして、祭司、レビ人、門衛、歌い手、民のある者たち、宮のしもべたちが、すなわち、全イスラエルが自分たちの元の町々に住んだ。イスラエルの子らは自分たちの町々にいたが、第七の月が来たとき、

 元の町々に住んだことは、エズラの時代のことです。しかし、「第七の月が来た時」の部分は、ネヘミヤの時代のことです。